根本的な改善を目指す顎関節症治療
「他院でマウスピースを作ったけれど良くならない」「痛い歯を削ってもらったが不安が残っている」。と言ったご相談が数多く寄せられます。
顎関節症にはさまざまな病態があり、単にマウスピースを装着したり、痛みのある歯を削ったりするだけでは十分な改善が得られないケースも少なくありません。当院では、痛みや不快感の原因についてしっかりとご説明した上で、患者さま一人ひとりの症状に合わせた適切な治療をご提案し、根本的な改善を一緒に目指していきます。
顎関節症

「他院でマウスピースを作ったけれど良くならない」「痛い歯を削ってもらったが不安が残っている」。と言ったご相談が数多く寄せられます。
顎関節症にはさまざまな病態があり、単にマウスピースを装着したり、痛みのある歯を削ったりするだけでは十分な改善が得られないケースも少なくありません。当院では、痛みや不快感の原因についてしっかりとご説明した上で、患者さま一人ひとりの症状に合わせた適切な治療をご提案し、根本的な改善を一緒に目指していきます。
顎関節症は、顎の痛み、雑音、運動障害(口が開けにくい)の症状がある病気です。
一般的に最初は耳の前(顎関節)でカクカク音がするのに始まり、次第に痛み、口が開けにくいなどの症状が出てきます。
また、頬のあたりの筋肉に痛みが出ることもあります。この痛みは歯の痛みと錯覚する方も多く、原因が筋肉なのか、歯なのかはきちんと精査する必要があります。カクカク音がする症状のみの時は、症状の悪化を防ぐ方法、なぜ音がなっているのかを理解することが重要です。
また、痛み、口の開けづらさがあるときは、治療が必要になります。顎関節症の原因にはまだ不明な点が多いですが、歯科医院で治療することで改善する要素は多くあります。
従来は噛み合わせの悪さが原因だと考えられてきましたが、近年の研究で、噛み合わせは原因の一つではあるが、実際には多くの要因が絡んでいることがわかってきました。その要因には、噛み合わせの不良のほか、顎関節そのものの構造上の問題、ストレスや不安などからくる顎の筋肉の緊張、外傷などもあると考えられます。また、日常生活における習慣や癖なども大きく影響していることがわかりました。例えば、歯ぎしりや頬づえや、唇や頬の内側を噛む癖、食いしばり、片側の歯での偏った噛み方の癖、うつぶせ寝の習慣、猫背など。近年ではスマートフォンや携帯電話、パソコンの長時間に及ぶ操作なども原因の一つでもあります。
顎に負担をかけるような悪習癖を是正するための指導を行います。特に、歯を食いしばったり、歯と歯を常に噛み合わせるような習癖があると、歯、顎関節、筋肉に負担がかかるため、こういった習慣を正す方法(認知行動療法)などを提示します。日中の食いしばりを意識することで、夜間の歯ぎしりの改善にもつながるといわれています。また、食事やその他習慣に関する注意事項を説明します。
関節円板(顎関節がスムーズに動くために上下の関節の骨の間にある、軟骨のような組織)が引っかかって口が開きづらくなっている場合は、適切な力を加える事で引っかかりを解除できる場合があります。また、大きく開けた後に口が閉じなくなった(いわゆる「アゴが外れた」)場合は、適切な力を加えて元に戻します。
ストレッチを行うことで関節と筋肉の血流を改善し、関節腔内の潤滑成分の分泌を促します。
院内で行うストレッチでは回数、頻度に限界があるので、自宅で行えるストレッチ方法を指導します。
顎関節に関わる筋肉の痛みやこわばりがある場合は、マッサージの仕方を紹介します。
代表的な方法は後日詳しく解説したページで紹介します。
夜間の歯ぎしりや食いしばりがあり顎関節症を悪化させているケースでは、歯ぎしり防止のマウスピースを作成します。原則、就寝時のみ装着します。
また、日中の食いしばりによるケースでは、食いしばりに気づくためのマウスピースを作成します。こちらは日中のみ装着します。
主なマウスピースには次のような効果があります。
患者さまの症状に合わせて、患者さま一人ひとりに合わせたマウスピースを、必要がある場合のみ作成します。
費用は、保険の3割負担で5,000円程度です。
痛みが強い場合や、関節組織の損傷により炎症が起こっている場合は、鎮痛消炎薬の処方を行います。周辺の筋肉のこわばりによって強い痛みが出ている場合は、筋弛緩薬を投与することもあります。
一般的には、症状が出始めてから現在までの期間の倍かかると言われています。しかし、症状の程度や、治療への協力度により個人差があります。3ヶ月以内に改善が見られる患者さまも多くいらっしゃいます。
顎関節症治療の多くは患者さまのセルフケアが最も重要になります。ご自宅での積極的なケアをお願いしております。
こめかみの辺りには下あごを動かす筋肉があり、この筋肉の疲労が原因で片頭痛が起こることがあります。日頃の食いしばりを改善することで痛みが解消することがあります。
顎関節と耳はとても近い位置にあり、関節の異常により耳の違和感やめまいを感じることがあります。
ただし、これらは原因の一つに顎関節症があるものであり、症状の改善が見られない場合は医科の受診をおすすめします。
ご自身が「いつもと違うな」と、違和感を感じたタイミングでお越しください。痛みや口の開けにくさは我慢せず、感じたらすぐの受診をお願いします。
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